スマホの普及が進んだ現代、毎日大量のデジタル情報に飲み込まれ続ける自分がいます。
もちろん、手軽に情報を掴めるようになったのはいいことです。
しかし、ちょっと暇になったらすぐにスマホ、パソコン……。電車の中でも、皆スマホばっかりいじっています。
※この記事を読んでいるということは、スマホやパソコンを見ているということですね?(名推理)
もうこれは現代人の習慣のようなものですから、なかなかやめようと思っても難しいです。
平日なら、仕事の都合で絶対にチェックしなくてはいけないこともあるでしょうし。
しかし、お休みの日ならどうでしょう? あえて、デジタル機器を手放す挑戦もアリなのではないでしょうか?
実は最近、スマホなどをあえて手放す”脱・デジタル”をテーマにした一人旅が話題になっているのです。
今回の記事ではそんな脱・デジタル旅について、取り上げてみたいと思います。
目次
“脱・デジタル”一人旅って何?
脱・デジタル一人旅とは、その名の通り、パソコン・タブレット・スマホ(携帯電話)などの無い環境で、楽しむ一人旅のことです。
デジタルとは切り離された環境に身を置くことで、その土地ならではの魅力を100%感じることを目的としています。
キレイな景色を見つけたと思ったら、数秒後にスマホのカメラを構えているアナタ。
それで、本当に景色を楽しんでいると言えるのでしょうか……?
「インスタに絶景を刻むな!おのれの心に、ありのままに刻むのだ!」ということです。違うかもしれませんけど。
真面目な話をすると、常にパソコンやスマホを眺めている状態では、目が疲れたり、肩や首が凝り固まったりしがちです。
パソコンやスマホを数日の一人旅の間だけでも断つことで、何気なく溜まっていた疲れを軽減するリラックス効果もあると考えられます。
脱・デジタル滞在のプランを企画したのは星野リゾート
“脱・デジタル”滞在のプランを企画したのは、星野リゾートという総合リゾート運営会社です。
星野リゾートさんが企画した”脱・デジタル”の旅行プランはかなり本格的。
「スマホを使わないようにしましょうね~」というヌルいものではありません。
なんと、宿にチェックインした地点で、所持しているパソコンやスマホ、ポータブルミュージックプレイヤーなどのデジタル機器は、すべて没収されてしまいます。
フロントに預けたきり、旅行中は一切スマホなどを確認できないようになっています。
(そのため、家族や親しい友人、上司などには旅行に出ることを説明し、緊急連絡は宿先にお願いするように伝えておいた方がいいでしょう。)
完全にデジタルから切り離された状態で、旅を楽しむほかありません。
ツイッターのお気に入りも、Facebookのイイネも、インスタのイイネも、LINEも電話もメールも、何もかも届かないところに、身を置くことになります。
2018年春の星野リゾートの脱・デジタル滞在プラン
星野リゾートが企画する脱・デジタル滞在プランは、定期的に開催されています。
2018年春の脱・デジタル滞在は、京都は嵐山にある「星のや京都」で開催される予定です。
プランには舟遊びが含まれており、嵐山の自然を楽しみながら三味線の生演奏などが楽しめるのだとか!
趣深いですね~!
<星のや京都・2018年春の脱デジタルプラン>
■期間:2018年3月1日 – 5月31日
■時間:1泊2日
■料金:40,000円 / 1名様(税・サービス料10%込、宿泊代別)
■定員:1日1組限定(1 – 2名様)
■予約:14日前まで
脱・デジタル一人旅にオススメのスポット3選
先ほどは、確実にデジタル・デトックスが可能な星野リゾートの”脱・デジタル”滞在プランについて、お話しました。
しかし、
- まずは緩めに、自己流で始めたい
- とにかくデジタル情報より自然の情報の方が多ければ、問題なし
という方もいるはずです。
ここからは、情報疲れも癒される、自然いっぱいのオススメスポットを紹介したいと思います。
立山黒部アルペンルート(長野~富山)
※私が撮影した黒部ダムの写真です。
「じゃらん」さんにも褒めてもらえそうな撮り映え!
過去、私が行った中でオススメなのは、立山黒部アルペンルートです。各旅行ツアー会社で、プランが組まれています。
写真に写っている黒部ダムは、富山県の立山にある日本最大級のダムで、毎秒10トン以上の水が放水されています。
※私が撮影した室堂のみくりが池。
「ハイジが出てくるのか?」と錯覚するくらいの絶景でした。
私が訪れたのは8月頃で濃い緑がキレイでしたが、秋に行っても紅葉がキレイだそうです。
カメラはないともったいないかもしれませんが、ぜひスマホはポケットにしまって、絶景をしっかり味わっていただきたいです。
新選組の足跡を追うツアー(京都)
※私が撮影した京都・八木屯所。
「池田屋」へはここから出発したんですよ!
夏は暑く、冬は寒いイメージが強い京都へは、6月頃に行くことがオススメです。
私が実際に行ったということで、便宜上「新選組の足跡を追うツアー」としましたが、別に新選組の足跡を追う必要はないです。
追いたい人だけ、追ってください。(私がここで新選組の話を始めると、10万文字はいくので割愛します。)
デジタルを忘れる1人旅には、京都がオススメということを言いたかったのです。
ブラブラと歩くだけでも楽しく、街にたくさん残る文化的な建造物や、お寺などを見ていると、俗世を忘れられるような気持ちになります。
この時、西本願寺というお寺の本堂に入って休憩したのですが、風通しがよくてとても涼しく、何となく心が洗われるような気持ちになりました。
そろそろ心が汚れてきたので、寺社めぐりをしてリフレッシュさせたいなと思っているところです。
チャレンジ鍾乳洞(福島)
※福島県の鍾乳洞のあぶくま洞。
ところどころの電飾が神秘的な雰囲気。
脱デジタルで自然を楽しむなら、福島県へのひとり旅もオススメです。
郡山駅など、福島県の中心地は結構栄えていますが、電車で数十分走ると景色が様変わり。
いい意味で「日本じゃないみたい!」と驚きました。結構前のことなので記憶が薄れているのですが、郡山駅から1両編成の列車に乗ったはずです。
自然を求めるおひとり様にぜひチャレンジしてもらいたいのは、鍾乳洞の散策です。
福島県で有名なのは「あぶくま洞」という鍾乳洞です。いくつかコースがあるのですが、服が多少汚れてしまってもOKなら、探検コースにチャレンジしてみることをオススメします。
ものすごくかがまないと抜けられない道があったりして、スリル満点です。私はかなり運動神経が悪いのですが、何とか最後まで進めました。
日頃の運動不足の解消にもなりますよ!
交通アクセスがよくない(私は最寄り駅からタクシーを使いました)ので、移動時間を含めたスケジュールを事前にしっかり立てて動きましょう。
脱・デジタル一人旅のマストアイテム
「デジタル機器は封印して、一人旅を楽しむぞ!」というアナタにオススメのアイテムがこちらです。
地図
普段、GoogleMapに頼りきりなら、紙の地図を持っていくことをオススメします。
旅行の本についているものでもいいですし、訪れる所の周辺地図を印刷して持ち歩いてもいいです。
できるだけスマホを使わないなら、ちょっと荷物になりますが、地図はマストアイテム!
手帳
毎日持ち歩いている人も多いとは思いますが、脱・デジタル旅には手帳もマストアイテム。
電車の乗り換えをメモすると便利ですし、旅先の景色を見て自分がどう感じたか、さっとしたためることができます。
“キレイだな~ ⇒ 即インスタ!ストーリーにアップ!”よりも風情があると思いませんか?
気にしない心
脱・デジタル旅の最大の敵は、気にしてしまう心です。
常にスマホがそばにないと落ち着かないタイプの人は、旅先でもスマホを触りたくて仕方ないかもしれません。
しかし、脱・デジタル旅は、そうした”デジタル気にし過ぎによる疲れ”をリフレッシュするためにあります。
- ツイッターが気になる
- インスタが気になる
- LINEニュースが気になる
- まとめサイトが気になる
など、色々あるとは思いますが、本当に緊急の連絡なら、きちんと電話で連絡があるはずです。
あえて自分から携帯をチェックすることはやめ、旅行先の風景を素直に楽しむ気持ちを大切にしてください。
まとめ
以上、脱・デジタル一人旅についてのお話でした。
一人旅自体には慣れているという人にも、ぜひ挑戦してもらいたいなと思います。
かくいう私も隙あらばスマホをいじいじ。
鍵付き金庫にポーイ!して、自然をゆったり楽しむ旅に出かけたいなぁなんて思っています!
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